初めて不動産を売却される方へ
Point
不動産の売却は、ほとんどのお客様にとって一生に一度あるかないか、という経験ではないでしょうか。だからこそ、不安や疑問に感じている方がたくさんいらっしゃるかと思います。
ここでは、エイブルネットワーク大牟田駅前店(株式会社花エステート)が、不動産の売却が初めての方に向けて、不動産に関する基本的な知識をご紹介します。
仲介売却と不動産買取の特徴と違いについて
不動産売却の方法と大きく分けて「仲介売却」と「不動産買取」の2種類に分けられます。それぞれの特徴や違いを分かりやすくまとめたので、ご参考にご覧ください。
仲介売却 | 不動産買取 | ||
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仲介売却 | 売主様から仲介依頼を受けた不動産会社が、販売活動を通して個人・法人の買主様を探します。売主様と買主様の間に入って条件の調整や契約のサポートを行って取引を成立させます。売出価格は売主様の希望を反映させることができ、希望に近い高値での売却も可能です。売却までの期間は通常3~6ヶ月ほどで、場合によっては1年以上かかることもあります。 | 不動産会社が買主となり、売主様の不動産を直接買い取ります。担当者が不動産査定を行って買取価格(査定額)を提示し、売主様がご納得されれば不動産買取の手続きを進めます。買取価格は、リフォームやリノベーション費用がかかることも踏まえ、市場価格よりも2割~3割ほど低くなる傾向にあります。しかし、販売活動がなく不動産会社が直接買い取るため、査定から1週間~1ヶ月ほどで取引が完了します。 | |
不動産買取 | 不動産会社が買主となり、売主様の不動産を直接買い取ります。担当者が不動産査定を行って買取価格(査定額)を提示し、売主様がご納得されれば不動産買取の手続きを進めます。買取価格は、リフォームやリノベーション費用がかかることも踏まえ、市場価格よりも2割~3割ほど低くなる傾向にあります。しかし、販売活動がなく不動産会社が直接買い取るため、査定から1週間~1ヶ月ほどで取引が完了します。 |
不動産の売却時には費用や税金がかかります
不動産売却には仲介手数料などの費用のほかにも、税金がかかることをご存じでしょうか。
売却時にかかる主な費用となる「仲介手数料」「引っ越し費用」の他に、「測量費用」「取り壊し費用」「ハウスクリーニング費用」などがかかる場合があります。
税金としては「印紙税」「登録免許税」などの支払いが必要です。また、売却時に利益がある場合は「譲渡所得税」も発生します。
このように、不動産売却にはさまざまな費用・税金の支払いが必要です。事前にいくらほどになるのか確認し、売却時に焦ってしまうことがないよう備えておきましょう。詳しい内容が気になる方は、エイブルネットワーク大牟田駅前店(株式会社花エステート)へお気軽にお問合せください。
不動産の売却時にかかる主な費用
不動産を売却する際にかかる主な費用をまとめました。事前に把握しておくと、売却時に焦って工面する必要がなくなります。
分からないことや疑問に思うことがあれば、納得できるまでお問合せください。
仲介手数料 | 仲介売却の成約時に不動産会社へ支払います。法により上限が定められており、売却価格が400万超えであれば「売却価格×3%+6万円×消費税」で算出します。 | 登記費 | 住所変更登記の費用がかかる場合があります。また相続登記を行っていない場合、相続登記の費用もかかる場合があります。 |
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抵当権抹消費用 (該当者のみ) |
売却予定の不動産に設定されている抵当権を抹消する手続きの費用です。抵当権がある不動産は売却できず、ローンを完済しても抹消されないため、必ず手続きが必要です。 | ローン返済費 | 住宅ローンが完済されていない不動産は売却できません。ローンを完済する場合は、金融機関により繰り上げ返済手数料がかかる場合があるので、事前に確認しておきましょう。 |
証明書発行費 | 不動産売却に関するさまざまな契約時に「印鑑証明書」「住民票」などの証明書が必要です。これらの証明書を役所で発行する際に手数料がかかります。 | 引越し費・処 分費 |
お住まいを住み替える場合は、売却後に引っ越しするための費用が必要です。また、家具・家電、その他物品を処分する場合も費用がかかるでしょう。 |
不動産の売却時にかかる主な税金
不動産を売却する際にかかる主な税金をまとめました。売却に関わる費用の他にも、いくつかの税金がかかることも知っておきましょう。
分からないことや疑問に思うことがあれば、納得できるまでお問合せください。
印紙税 | 売却時に必要な不動産売買契約書へ貼り付ける印紙の購入代です。印紙税額は売買契約書に記されている金額により変動するため、価格を確認して適した金額のものを購入しましょう。 | 登録免許税 | 各種登記の申請には登録免許税が発生します。たとえば、抵当権抹消登記では、不動産1つにつき1,000円が必要です。 |
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消費税 | お住まいを売却する場合に消費税はかかりません。ただし、仲介手数料や司法書士への報酬を支払う際に消費税が発生します。 | 住民税・所得税 | 不動産売却により利益が発生した場合、住民税・所得税がかかります。売却代金から不動産の取得費用・譲渡費用を差し引き、利益が発生した場合に税金がかかります。 |
Pick Up必要であれば税理士などの士業関係の方々のご紹介も可能です
不動産の売却にはさまざまな専門知識が必要で、不動産に関することはもちろん、売却にまつわる法律や税金についても理解しておく必要があります。何も知らないまま進めてしまうと損してしまうことあるため、必要に応じて専門家の力を借りることも大切です。
「不動産売却で損をしたくない」「詳しい人に任せて安心したい」という方は、エイブルネットワーク大牟田駅前店(株式会社花エステート)へご相談ください。当社では弁護士、司法書士、税理士、行政書士といった士業はもちろん、大手銀行などの金融業者、土地家屋調査士など、幅広い専門業者とのネットワークがあります。
不動産売却に関するさまざまなネットワークを駆使し、お客様の大切な不動産を「なるべく高く・なるべく早く・安全な形で」を意識し、売却までサポートいたします。
仲介手数料は法により上限が定められています
仲介売却の成約時に不動産会社へ支払う仲介手数料は、宅地建物取引業法により上限額が定められています。売買価格により異なるため、以下の表をご参考ください。
取引額 | 報酬額(税抜き) |
---|---|
400万円以下 | 18万円 |
取引額 | 400万円以下 |
---|---|
報酬額(税抜き) | 18万円 |
Pick Up契約不適合責任とは?
契約不適合責任とは、仲介売却を行った際に売主様が負う責任のことです。たとえば、契約時に契約の履行まで報告のなかった雨漏りなどの不備があった場合、契約書に報告のない不動産を提供したとして売主様が修理費用を負担しなければなりません。他にも、買主様はこのような修理費用だけでなく、契約解除、損害賠償、追完請求、代金減額請求などを行えます。
そのため、不動産の売却時には事前に買主様へ十分な説明を行うことが大切です。たとえ売主様が把握していなかった欠陥であっても、その責任は売主様が負わなければならないため、不動産会社と共に事前調査をしっかり行うことをおすすめします。
不動産売却を進めるための必要な書類を準備しましょう
不動産の売却にはさまざまな書類が必要です。以下に不動産の売却時に必要となる書類をまとめましたので、ご参考ください。
身分証明書、実印、印鑑証明書、住民票 | 登記済権利書または登記識別情報 | |
---|---|---|
売主様のご本人確認に必要な書類です。共有名義の場合は、名義人すべての書類が必要なため、漏れがないようにしましょう。住民票は印鑑証明書などの公的書類は、発行から3ヶ月以内のものが有効です。発行するタイミングに注意しましょう。 | 登記済権利書または登記識別情報 | 物件所有者であることを証明する書類で、法務局から登記名義人宛てに交付されます。平成17年以降に物件を取得した場合は、登記識別情報が発行されます。万が一紛失した場合でも、法務局からの「事前通知」を利用したり、司法書士に本人確認情報を提出したりしてもらえれば代用可能です。 |
固定資産税納税通知書および 固定資産税評価証明書 |
土地測量図・境界確認書 | |
固定資産税納税額の確認および移転登記時の登録免許税算出に必要な書類です。固定資産税は毎年1月1日に年間税額が課税されます。そのため、5月に売却した場合は、残り7ヶ月間の税金は調整されて払い戻しとなります。 | 土地測量図・境界確認書 | 所有している土地の面積や境界線について記されている書類で、戸建てや土地の売却時に必要です。土地は面積によって価格が算出されるため、正確な広さを把握しておく必要があります。また、境界線が曖昧だと売却後に隣地の所有者とトラブルに発展する恐れがあります。土地測量図は法務局に保管されているものの、境界確認書は公的に保管されていないため、紛失した場合は費用をかけて測量しなおす必要があります。 |
建築確認済証および検査済証、 建築設計図書・ 工事記録書等 |
マンションの管理規約、 または使用細則などマンションの 維持費等の書類 |
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戸建ての売却に必要な書類で、「建築確認済証」「検査済証」は建築基準法に則った建物であることを証明します。「建築設計図書」「工事記録書」は、建築物がそのように建てられたのかを明確にするもので、物件の維持管理やリフォーム・リノベーションに利用されます。 | マンションの管理規約、 または使用細則などマンションの 維持費等の書類 |
マンションの売却に必要な書類で、マンションの維持管理やその他ルールに関して記されています。これからお住まいになる買主様にとっては、とても重要な書類となるためしっかり準備しておきましょう。 |
耐震診断報告書・ アスベスト使用調査報告書等 |
その他の書類 | |
地震の多い日本では、売却時に耐震診断報告書などが買主様へのアピールとなります。また、古い建物の場合はアスベスト問題もあるため、アスベスト使用調査報告書を提出し、安心して購入いただけるようにしましょう。 | その他の書類 | 物件やその土地の状態は買主様にとって購入を決断する大切な情報となります。「地盤調査報告書」「既存住宅性能評価書」「住宅性能評価書」などを準備しておくと、売却がスムーズに進む可能性がグッとあがります。可能な範囲で準備しておきましょう。 |
物件を査定する間に知っておきたいこと
不動産売却を成功させるためには、知っておくとお得で売却がスムーズに進むような知識がたくさんあります。
たとえば、周辺地域の相場を知っておくと物件の査定時や販売活動でとても有利になります。地域の相場をある程度でも理解していれば、適正な査定額を想定でき、実際の販売でも売れやすく利益を出しやすい価格をつけやすくなるでしょう。
また、ご自宅の「良いところ」「悪いところ」を把握しておくことも大切です。どなたでもお住まいには愛着があるため高い評価を求めてしまうのは自然なことかもしれません。しかし、買主様は高いお金を払って物件を購入するため、さまざまな点を天秤にかけ見極めようとしています。
そのため、立地、利便性、周辺の環境、間取り、築年数、設備などを客観的かつ冷静に見直し、買主様の気持ちに寄り添うことを意識することで、販売活動によい影響を与えてくれるでしょう。
さらに、査定前にいくつかの工夫をしておくことで、査定評価が高くなる可能性がグッとあがります。
どんなにきれいにしている物件でも、人が住んでいれば生活臭やペット臭が少なからず発生してしまいます。不快と感じられる臭いは査定評価に悪影響を与えることがあるため、心配であれば清掃業者に依頼するのもおすすめです。
トイレやキッチン、お風呂などの水回りは水垢や黒カビなどの汚れがつくやすく、目に留まりやすい部分です。なるべく清潔な状態を保ち、快適な空間であることをアピールしましょう。
査定評価のポイント
周辺環境 | 日当たり | |
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公共交通機関や商業施設、病院や学校などが近くにあれば査定額がアップします。 | 日当たり | 一般的に南向きがよいとされています。また、ひな壇型の土地にある物件は日当たりがよく高査定につながる可能性が高まります。 |
土地の形 | 社会的な状況 | |
一般的に長方形の土地は設計の自由度や日照時間の関係から高評価な傾向にあります。反対に、変形地や狭小地は評価が低くなりやすい形状です。 | 社会的な状況 | その地域に増税の予定があったり、大型マンションが建設される予定があったりするなど、社会的な要因は査定価格に大きく影響する可能性があります。 |
不動産会社を選ぶ5つのポイント
不動産売却を成功させるためには、良い不動産会社との出会いが大切です。売主様によって良い不動産会社とはどのような会社なのか、選ぶ際の参考になるポイントをご紹介します。
顧客と心から向き合っている会社かどうか
不動産売却を成功させる秘訣は、顧客を第一に考えてくれる不動産会社と出会うことです。親身になってお客様のお悩みやご事情・ご要望を伺うことはもちろん、それを解決・実現するために売却活動を進めてくれる担当者であれば信頼できるでしょう。
会社や自身の成績アップのために査定額の高さを売りにする、一方的なご提案をする、報告や連絡がなく不安を感じる営業マンは、スムーズに不動産売却を成功させることはできないでしょう。
不動産会社へ売却の相談や査定依頼をするタイミングで、担当者の人となりを必ずチェックしておきましょう。親身になり心から向き合ってくれていれば、成功に大きく一歩近づきます。
地域に密着した不動産会社かどうか
どなたでも大切な不動産を売却する際は「できるだけ高く売りたい」と思うものですが、「高額な査定額」を理由に不動産会社を選んでしまうのは危険です。
地域相場に合わないような価格で売りに出してしまうと、売却までに時間がかかる可能性があり、最悪のケースでは売れ残って地域相場以下までに価格を下げなければいけない可能性も否めません。
お客様のことを第一に考えている不動産会社であれば、地域相場や物件の現状を加味して現実的に売れやすい価格をご提示するのが一般的です。「なぜこの査定額なのか」をきちんと説明してくれる不動産会社であれば、信頼して任せられるでしょう。
お客様に確かな情報を伝えてくれる会社かどうか
不動産売却にはメリットだけでなく、デメリットもしっかり伝えられる担当者は信頼できるといえます。
不動産売却は人生の中でそう多くない経験のひとつですから、ほとんどの方は知識や経験がありません。だからこそ、不動産売却を成功させるには「頼れるブレーン」として、知識・情報・経験をお客様に惜しみなく伝えられる不動産会社を選ぶべきです。
メリットだけを伝えて「ぜひうちで契約を」と勧めてくる不動産会社は、お客様に寄り添っているとは言い難いでしょう。デメリットや注意点など、聞かずとも細かく伝えてくれるような不動産会社を選びましょう。
地域に密着し情報力の高い不動産会社かどうか
不動産売却をスムーズに進め、成功させるためには、地域に密着し地域情報力の高い不動産会社を選ぶことをおすすめします。
地元に根差した不動産会社は、独自の情報網を持っているので、地域のトレンドやニーズの移り変わりを販売活動に活かすことができます。
また、地域トレンドに合わせた広告宣伝力も期待でき、査定額も適性・現実的で売れやすい販売戦略を立ててくれるでしょう。
少しでも希望に近い形でスムーズに売却をするのであれば、地域密着型の不動産会社を選ぶとよいでしょう。
相場から外れた高額査定をしていないかどうか
不動産売却を希望する方にとって「査定額」は必ず注目するポイントでしょう。ここで注意したいのは「査定額=販売価格ではない」ということで、あくまでも不動産会社が出した目安の価格であるという点です。
相場から外れた高額査定では、なかなか購入者が現れず売却まで時間がかかることがあります。しかし、物件の良さを引き出して「相場価値+付加価値」があれば、高く売れる可能性は十分にあります。
そのため「査定額が高かったから」という理由で決めてしまわないようにしましょう。地域相場にあった適正な査定額を提示し、その根拠を説明してくれる不動産を選ぶことで、利益を最大化するような販売活動が行えるでしょう。
Pick Up不動産のことならエイブルネットワーク大牟田駅前店(株式会社花エステート)へお気軽にご相談ください!
不動産売却はどなたでもはじめてのことばかりで、分からないことや不安を感じることが多いのではないでしょうか。
不動産売却を成功させるためにも、ある程度の知識をつけたならば、次のステップに不動産会社へ査定依頼やご相談をしてみてください。
実際に専門家と話すことでさまざまな発見があり、ご自身では気が付けなかったポイントも踏まえて、売却成功に向けたイメージも固まってくるはずです。
エイブルネットワーク大牟田駅前店(株式会社花エステート)では、不動産のことならばどのような小さなことでもご相談を承ります。お客様の不動産と心から向き合い、お客様にとって利益になるよう、さまざまなご提案をいたします。
無理でしつこい営業はいたしません。どうぞ、安心してお気軽にご相談くださいませ!